ポート

2018年08月13日

ポートの総括

 

乳がんサバイバーのしがない日常のブログです。

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※乳がんタイプ:ルミナールB
※ピンクリボンアドバイザー【初級】取得済
★2016.6.14 乳がん告知  
★2017.1.30 抗がん剤治療終了
★2017.3.9 乳房部分切除・同時再建
★2017.6.8 放射線治療終了(全30回)
★2018.3.26 ハーセプチン(再開分)終了
~現在、ノルバデックス(タキモシフェン)服用・リュープリン注射~
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暑いからなのか、仕事なのか・・・。
とにかくしんどい状態が続きまして(;´Д`)
お盆で長期休みになったので、ぼちぼちまたブログを書きます。


書く!書く!とほぼ詐欺状態でしたが、 
ポートの総括です。
私の感じたことを書きます。
ポートを使用することに悩まれる方がもしこのブログに辿りついてくださったら・・・。
何かの役に立てればいいなと思います。
ただ、あくまで私の見解です。
参考程度に読んでください。






ポートを入れた経緯

腕の血管が見つけにくいと神様(外科主治医)の判断があったためです。抗がん剤治療の際、うまく血管が見つけられずに失敗して薬が腕についたりすると壊死することもあるらしいです。また、治療が進むと血管が固くなってこれもまた針をさしずらくなるらしいです。
もともと、血液検査でも失敗されることがあるのでそれならポートを入れてしまおうと思いました。
抗がん剤使用が決まった時に、いろんな方の治療ブログを読みましたがポートを埋め込んでいる方が多かったように思います。その割に、いざ治療を始めてみるとポート比率は少なかったイメージです。年齢も関係しているのかな?抗がん剤を投与してくれる治療センターで年齢の若い方にあまり出会わず・・・。
ただ、ポートを入れる際、5cm未満の創傷ができます。
肌に傷をつけたくないということが譲れない場合は、ポートを入れる選択肢はなくなります。
ちなみに、ポートの埋め込みは鎖骨下に入れました。
二の腕に埋め込まれる方もいるようです。
 
 



ポート挿入後の生活について

 日常生活にほぼ影響はありません。
 入れてしばらくは、入れた側を下にして寝るのは怖かったのですが、
 時間がたてば、大丈夫になりました。
 ポート自体に分厚さがあるので、入れた部分がポコっと盛り上がります。
 後日談ですが・・・。挿入時から抜去まで体重は10kg程減ったのですが、
 やはり痩せたらポコっとなるのがはっきり分かるようになりました(笑)
 腕を動かすことに支障はありません。
 ただ、リュックやカバン(斜め掛けバッグ)で圧迫すると痛いです。
 気にすることはこれくらいです。
 一応、点滴はもちろん血液検査も対応できるポートでしたが、
 抗がん剤治療以外に使用することはありませんでした。



 


ポート挿入・抜去手術について
 どちらも日帰り手術で対応しました。
 局所麻酔です。手術後当日の入浴は不可。
 術後1週間ほどは湯船につかるのも避ける。創傷は5cmくらい。
 なんだかんだで1週間ほどはじんわり痛いです。
 挿入時は『これから抗がん剤、頑張るぞ!』の
 闘志があったからなのかは分かりませんが、
 そこまで術後の痛みはなかったように思います。
 抜去時は治療がひと段落した安堵感があったのか術後に痛みが残って
 1日1回の痛み止めを3日間飲み続けていました。
 ちなみに、加入している保険にもよりますが私の場合、
 挿入時の手術は保険の支払対象でした。



 ※ポートを入れたときのブログはコチラ
 ※抜去の時のブログはコチラ


 
 これを書いている今は、抜去後約1か月半が過ぎましたが、
 術後の傷もかなり治まってきました。
 ちなみに、術後3日ほど防水のテープを貼っていましたが、
 その後は何もしなくていいよと言われていたものの1週間ほどは
 お風呂に入る時は防水を貼ってました。
 傷口を診せに行くこともなかったのですが、たまたま形成の診察が術後1週間であったので
 『ついでに、診て~』と診てもらい(・◇・)ゞ
 傷口をきれいに治すということで、テープを貼るのがいいとネットで見たのですが、
 これが、腫瘍と再建時にできた傷口に貼っていたテープと同じようなので、
 とりあえず貼っていたら
 『それで、正解( ̄ー ̄)ニヤリッ』と形成主治医が言っていたのでしばらく貼って様子をみています。




その他
 何かの時のためにと、『私、ポート入れてますよ~』って分かるように、
 患者カードを挿入後に渡されました。あと、ゴムのブレスレットみたいなのももらいました。
 結局、生活するうえで1度も使用することはありませんでした。
 飛行機に乗る時にどうなるのかな?と思いました、何ともなかった(笑)
 ポート挿入後初めて飛行機に乗る時は緊張しました。
 すぐに患者カードを出せる準備もしたけど、スルーでした。




ポートの総括

 私はポートを使用して良かったと思っています。
 注射針を刺すのも一瞬『チクっ』とするくらいです。
 点滴中に腕が自由に動かせるというのが利点だったと思います。
 点滴治療が長丁場になる時に途中でお手洗いに行きたくなることもあるのですが、
 腕に点滴しているよりは自由に動けます。
 点滴棒を押しながら自由にお手洗いに行ってました。
 特にパクリタキセル使用時は絶対に途中でお手洗いに行きたくなったのです。
 食べるのも自由なのでこれも問題なくできます。
 腕だと気を使いながらの対応になるのかなぁと思います。
 ただ、最初にも書かせて頂きましたが傷を作りたくないというのが前提にある場合は
 ポートを使用するという選択肢はなくなります。

 

 




こんか感じでしょうか(´∀`*)
ポートを入れた生活は、最初は気を使いますが慣れれば気になりません。
でも、抜いたら気づくこともあります。
リュックや肩掛け(斜め掛け)バッグは本当に、抜いてから快適です。





いつも、最後まで読んで下さってありがとうございます(*^▽^*)








chan_kana at 14:26|PermalinkComments(0)